ラストメッセージ
ケアネット創立以来の私のエッセイもいよいよ最終回になりました。
思えば医療界にもいろいろなことがありましたが、今後の展望にむけてのヒントを皆さんと考えたいと思います。
実は7月15日第二回東京抗加齢医学研究会が大手町で東海大学教授になられた久保明先生(高輪メディカルクリニック院長 http://www.takanawa-mc.com/)を中心に開催されました。
http://www.tsaam.org/kenkyukai2/program.htm
久保先生とは15年前シアトルのホリスティック医学のクリニックを訪問したときに偶然出会って意気投合して以来の仲よしです。
健康寿命ドック1000例を解析した結果を中心にさまざまな角度からの興味深い発表がおこなわれました。
まず開会の辞はANTI-AGING DOCTORS 株式会社の大森康彦さん。この方のご経歴がすばらしい。
前回ご紹介した寺澤義男さんとお仲間の野村證券ご出身。その後セコムやソフトバンクのリーダー、徳州会の要職をへて現在のお仕事をされています。
多分久保明先生に惚れ込んでアンチ・エージングのための土俵作りのために奔走されているのでしょう。http://blog.aad-i.com/weblog/myblog/1
一度お会いすることを約束させていただくことにしました。また偶然に佐藤俊彦先生(宇都宮セントラルクリニック院長 http://www.ucc.or.jp/)がアンチエージングに必要な予防医療に有効な画像診断についてお話されました。本当に優秀な世界標準に通じる放射線診断医のネットワークはこれからますます重要になることと思います。
また四谷メディカルキューブの特に泌尿器科系、ホルモン系のアンチエージングに対するアプローチも平野敦之先生からお話いただきました。http://www.mcube.jp/
四谷メディカルキューブの看護の責任者の伊東真知子さんも山王病院以来の仲良し。ときどき患者さんをみてもらって大変助かっています。
いつも丁寧な対応をしてくれるので幅広い患者さんから本当に喜ばれています。この場をおかりして「サンキュー真知子ちゃん!」
そして大学でもアンチ・エージングについての試みが始まっています!
東海大学医学部付属東京病院・西崎康弘副院長のお話も興味深いものでした。
http://www.tokai.ac.jp/tokyohosp/anti-aging/index.html
今後診療報酬はきられて行く中で予防医療の部分はプライマリ・ケアの部分でも上記のホームページは要チェックです!
個人的には抗加齢医学とリハビリテーションの統合がもっとも急ぐ課題だと考えていましたが、この点についても鹿児島県霧島市の鵜木医院院長加倉秀章先生に話されていました!
http://www.powerreha.jp/kakura01.html
これらの知識・技術が在宅などの地域医療にどのように生かされていくかは、今後の日本の医療・看護・介護の世界においてもっとも重要な課題になっていくことは間違いありません。
日本抗加齢医学会のウェブも必見!http://www.anti-aging.gr.jp/
さてお次のお題は、7月28日に開かれた「ぜひ知っておきたい認知症の最新情報と早期発見のためのテスト <コグヘルス>」。基調講演:認知症医療のこれまでとこれから(講師:長谷川 和夫 先生)、特別講演:コグヘルステストによる早期発見とオーストラリアでの臨床例について(講師:Dr. David Darby)。
このセミナーも圧巻でした。会場に入りきらない聴衆も多く、別室でテレビ中継という次第。パネルディスカッションのモデレーターを務めた樋口先生(評論家、高齢社会をよくする女性の会代表、東京家政大学名誉教授) は学研出身とのことで学研ココファンの顧問をしている私をかわいがってくださいます。
「認知症はコモン・ディジーズであり生活習慣病である」といいきられるあの有名な長谷川和夫先生はともかく、コグヘルスを開発されたDr. David Darby(http://www.genkiplaza.or.jp/001specialities/11_coghealth/001_11_00_01.html)や認知症にたいするソシアルワークで奮闘されている山田達夫先生のお話(http://www.med.fukuoka-u.ac.jp/in_healt/index-j.htm)、「認知症予防と運動、女性ホルモン」についての元横浜市大医学部長の脳生理学の大家で「脳の進化学―男女の脳はなぜ違うのか・女の脳・男の脳・トコトンやさしい脳の本」で知られる田中 冨久子先生のお話はどちらも大変興味深いものでした。
またそのご活動には脱帽です。
この二つのセミナーを通して「地域医療(在宅医療)、予防医療、リハビリテーション、認知症はじめとする精神疾患の地域社会におけるソリューション」がこれから重要になることが容易に予想されます。
在宅医療は事故や尊厳死、虐待、成年後見と法的問題だらけなのですが未だ手つかず状態です。老老介護が破綻して殺人事件になることも少なくありません。
8月23日には大田区東地域行政センターで東京都中部総合精神保健センター(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/) 熊谷直樹先生が「高齢者の虐待をめぐって〜その防止と養護者支援のために〜」が行われました。
関連 http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2006/02/40g22400.htm
問題解決の方法論の他、自覚なき虐待が多いということが一点、その次に養護者支援の観点をもって、ほどよい距離感を保ちながら進めていかないと「共依存関係を強化してしまうこと」に注意する慎重さを主にケアマネージャーを対象に話されました。熊谷直樹先生のやさしいお人柄がにじみ出るとてもよいセミナーで勉強になりました。
でも実際はまだまだ大変ですね。 この点について困っておられる家族の支援については埼玉県で活躍されている野中猛先生、関口隆一先生他の本も勉強して行きたいと考えています。
8月21日いつもご紹介する大石佳能子氏の「MEDIVAが変える日本の医療とその可能性」という講演会に出席しました。主催であるアジアパシフィック医療改革フォーラムもとてもよい会でした。注目。
http://telemed.blog69.fc2.com/
大石さんもますますブラッシュアップされたシステムを組まれていて眼を疑うほどびっくりしました。一度ゆっくり話すことを予定しています。
また一緒に千葉・鴨川の亀田総合病院や新設された館山のファミリークリニック(岡田唯男院長)のところに9月23〜24日でバイク・ツーリングをしようねと約束しました。
詳細はまたお伝えしますね!
もうひとつ大事なことは産婦人科、小児科、救急医療、そして近いうちに在宅の場面にもでてくる「医療現場に対する刑事介入」の問題です。
非常に近い立場の医師が次々に逮捕されるという事件が相次ぎ大学病院や基幹病院でも大問題になっているわりにはこれといった考え方の指針、問題解決アプローチについて根幹からとらえた論説がないのが実情です。
最近「生き体のガイドライン、死に体のガイドライン」という意見を主張されているフェアネス法律事務所の遠藤直哉先生(http://fair-law.jp/)を中心にしばらく考えて行こうと若い医師仲間と言っています。要は「日ごろからガイドラインに作成に対し医師や法律家が一緒になって良心的な活発な議論をしていくことで大きな過ちを予防していくというということ」が重要で、その土俵造りをおこたると「死に体のガイドライン」になり、いざ警察権力が医療現場に踏み込んだ時に何の役にも立たないガイドラインになってしますということのようです。
最近の法律のながれも「愛も涙も無い!?官から民に向けたハードロウ」から「専門家の活発な良心的な議論を軸としたソフトロウ」へいう流れを知っていると「陪審員制度の導入」などのことがよくわかるといわれます。一所懸命活動されている若い医師こそ、このことを知らないと「大変なことになりますよ」(タケシの声で・・・)
ということのようです。この内容のさわりは8月26日の東京・世田谷、成育医療センターでのセミナーでお話していただきフロアを巻き込んだシンポとなると思います。
http://ithealthcare.jp/events/0608sem.html
上記の大石佳能子氏にも座長をしてもらいます!
残念ながらこの会に出席できない「さあはじめよう在宅医療」他の著作で有名な都会型在宅医療の元祖ともいえる新宿ヒロクリニック院長・英裕雄先生(http://www.hiro-clinic.com/)が8月23日私のクリニックで先生にとってはなんと在宅初バイトしてくださり、遠藤先生を中心に定期的な勉強会をしましょうと話されていました。みなさん期待しておまちくださいね。
英先生との写真は新しいブログにてアップします。英先生本当にありがとうございました。
9月1日にはアメリカがえりの先生たちを中心に東京・有楽町で遠藤直哉先生の話を聞くことになっています。以下に案内いたしますのでよろしかったら気軽にお出かけください。若手医師大歓迎です。
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第一部「2006年第1回JANAMEFフェローの集い」(19:00〜19:50)
主催:財団法人日米医学医療交流財団フェロー有志
日時:平成18年9月1日(金)
会場:東京国際フォーラムガラス棟7F中華料理「東天紅」
交通:・JR有楽町駅より徒歩1分、東京駅より徒歩5分
(京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)
地下鉄有楽町線:有楽町駅直通、日比谷線 : 銀座駅徒歩5分/日比谷駅徒歩5分、
千代田線 : 二重橋前駅徒歩5分、丸ノ内線 : 銀座駅徒歩5分、
銀座線: 銀座駅徒歩7分、三田線 : 日比谷駅より徒歩5分
−趣旨−
「JANAMEFフェローの集い」とはJANAMEFフェロー及びJANAMEFの日頃の協力者により催す会とし、今後JANAMEFとその「FELLOW」の活動を活性化させることを趣旨とします。
特別講演会
司会 赤尾弘志事務局長 日米医学医療交流財団理事
19:00 開会の辞 清水一功先生 医療法人社団御代田中央記念病院理事長/
日米医学医療交流財団顧問
19:05 特別講演@ 「医療への刑事介入の防止−ガイドラインなどのソフトローの活用−」
・座長 浅田敏雄先生 東邦大学名誉学長
・演者 遠藤直哉先生 フェアネス法律事務所弁護士/
日米医学医療交流財団常務理事/
法学博士/桐蔭横浜大学法科大学院教授/
財団法人日本医療機能評価機構総合評価部員
19:35 特別講演A「在宅医療と認知症」
・座長 小池薫先生 京都大学大学院医学研究科初期診療・救急医学分野教授/
日米医学医療交流財団理事
・演者 高瀬義昌先生 たかせクリニック院長/日米医学医療交流財団常務理事
19:50 閉会の辞 山口洋先生 順天堂大学名誉教授/町田市民病院総院長/
日米医学医療交流財団専務理事
○ 懇親会(19:50〜22:00)
―ご参加の方々の懇親を深めて財団の未来を語っていただくようお願いします―\\
参加費:10,000円(当日受付にて)
当日はサプライズの催しもあります。
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さて、9月3日は憧れの富士スピードウェイフルコースに3台の1960年台のDUCATIのシングルマシンの改造レーサーをもちこんでの走行会に望みます!
ケガしないように気をつけて走ってきます!前回のショートコースの緊張した顔の写真はやはりこちらも新しいブログにアップしますので見てください!
キーワードは「よく学びよく遊べ」、皆さんも楽しく勉強をされてください。
あと、TFCメーリングリストは広島市の田坂佳干先生が主催するメーリングリストです。プライマリケア課程医療を中心に各科の専門家も同時に参加しているので注目しています。要チェック!!
移転先ブログのアドレスは(http://funny-takase.spaces.live.com/)です。まだ作成途中ですが、9月初旬から開始しますのでお楽しみに!
南山堂刊の『治療』誌本年8月号で書いていますので、こちらも見てくださいね。
では長い間ありがとうございました。
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