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Dr.高瀬の“がんばれ、若手諸君!”

開業医として臨床に駆け回る中、人脈を活かし医療活動を展開する高瀬義昌先生から若手医師へのメッセージ

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08月24日 ラストメッセージ

ケアネット創立以来の私のエッセイもいよいよ最終回になりました。
思えば医療界にもいろいろなことがありましたが、今後の展望にむけてのヒントを皆さんと考えたいと思います。

実は7月15日第二回東京抗加齢医学研究会が大手町で東海大学教授になられた久保明先生(高輪メディカルクリニック院長 http://www.takanawa-mc.com/)を中心に開催されました。
http://www.tsaam.org/kenkyukai2/program.htm

久保先生とは15年前シアトルのホリスティック医学のクリニックを訪問したときに偶然出会って意気投合して以来の仲よしです。

健康寿命ドック1000例を解析した結果を中心にさまざまな角度からの興味深い発表がおこなわれました。

まず開会の辞はANTI-AGING DOCTORS 株式会社の大森康彦さん。この方のご経歴がすばらしい。
前回ご紹介した寺澤義男さんとお仲間の野村證券ご出身。その後セコムやソフトバンクのリーダー、徳州会の要職をへて現在のお仕事をされています。
多分久保明先生に惚れ込んでアンチ・エージングのための土俵作りのために奔走されているのでしょう。http://blog.aad-i.com/weblog/myblog/1

一度お会いすることを約束させていただくことにしました。また偶然に佐藤俊彦先生(宇都宮セントラルクリニック院長 http://www.ucc.or.jp/)がアンチエージングに必要な予防医療に有効な画像診断についてお話されました。本当に優秀な世界標準に通じる放射線診断医のネットワークはこれからますます重要になることと思います。

また四谷メディカルキューブの特に泌尿器科系、ホルモン系のアンチエージングに対するアプローチも平野敦之先生からお話いただきました。http://www.mcube.jp/
四谷メディカルキューブの看護の責任者の伊東真知子さんも山王病院以来の仲良し。ときどき患者さんをみてもらって大変助かっています。
いつも丁寧な対応をしてくれるので幅広い患者さんから本当に喜ばれています。この場をおかりして「サンキュー真知子ちゃん!」

そして大学でもアンチ・エージングについての試みが始まっています!

東海大学医学部付属東京病院・西崎康弘副院長のお話も興味深いものでした。
http://www.tokai.ac.jp/tokyohosp/anti-aging/index.html
今後診療報酬はきられて行く中で予防医療の部分はプライマリ・ケアの部分でも上記のホームページは要チェックです!

個人的には抗加齢医学とリハビリテーションの統合がもっとも急ぐ課題だと考えていましたが、この点についても鹿児島県霧島市の鵜木医院院長加倉秀章先生に話されていました!
http://www.powerreha.jp/kakura01.html

これらの知識・技術が在宅などの地域医療にどのように生かされていくかは、今後の日本の医療・看護・介護の世界においてもっとも重要な課題になっていくことは間違いありません。
日本抗加齢医学会のウェブも必見!http://www.anti-aging.gr.jp/

さてお次のお題は、7月28日に開かれた「ぜひ知っておきたい認知症の最新情報と早期発見のためのテスト <コグヘルス>」。基調講演:認知症医療のこれまでとこれから(講師:長谷川 和夫 先生)、特別講演:コグヘルステストによる早期発見とオーストラリアでの臨床例について(講師:Dr. David Darby)。

このセミナーも圧巻でした。会場に入りきらない聴衆も多く、別室でテレビ中継という次第。パネルディスカッションのモデレーターを務めた樋口先生(評論家、高齢社会をよくする女性の会代表、東京家政大学名誉教授) は学研出身とのことで学研ココファンの顧問をしている私をかわいがってくださいます。

「認知症はコモン・ディジーズであり生活習慣病である」といいきられるあの有名な長谷川和夫先生はともかく、コグヘルスを開発されたDr. David Darby(http://www.genkiplaza.or.jp/001specialities/11_coghealth/001_11_00_01.html)や認知症にたいするソシアルワークで奮闘されている山田達夫先生のお話(http://www.med.fukuoka-u.ac.jp/in_healt/index-j.htm)、「認知症予防と運動、女性ホルモン」についての元横浜市大医学部長の脳生理学の大家で「脳の進化学―男女の脳はなぜ違うのか・女の脳・男の脳・トコトンやさしい脳の本」で知られる田中 冨久子先生のお話はどちらも大変興味深いものでした。

またそのご活動には脱帽です。

この二つのセミナーを通して「地域医療(在宅医療)、予防医療、リハビリテーション、認知症はじめとする精神疾患の地域社会におけるソリューション」がこれから重要になることが容易に予想されます。

在宅医療は事故や尊厳死、虐待、成年後見と法的問題だらけなのですが未だ手つかず状態です。老老介護が破綻して殺人事件になることも少なくありません。

8月23日には大田区東地域行政センターで東京都中部総合精神保健センター(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/) 熊谷直樹先生が「高齢者の虐待をめぐって〜その防止と養護者支援のために〜」が行われました。
関連 http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2006/02/40g22400.htm

問題解決の方法論の他、自覚なき虐待が多いということが一点、その次に養護者支援の観点をもって、ほどよい距離感を保ちながら進めていかないと「共依存関係を強化してしまうこと」に注意する慎重さを主にケアマネージャーを対象に話されました。熊谷直樹先生のやさしいお人柄がにじみ出るとてもよいセミナーで勉強になりました。
でも実際はまだまだ大変ですね。 この点について困っておられる家族の支援については埼玉県で活躍されている野中猛先生、関口隆一先生他の本も勉強して行きたいと考えています。

8月21日いつもご紹介する大石佳能子氏の「MEDIVAが変える日本の医療とその可能性」という講演会に出席しました。主催であるアジアパシフィック医療改革フォーラムもとてもよい会でした。注目。
http://telemed.blog69.fc2.com/

大石さんもますますブラッシュアップされたシステムを組まれていて眼を疑うほどびっくりしました。一度ゆっくり話すことを予定しています。

また一緒に千葉・鴨川の亀田総合病院や新設された館山のファミリークリニック(岡田唯男院長)のところに9月23〜24日でバイク・ツーリングをしようねと約束しました。

詳細はまたお伝えしますね!

もうひとつ大事なことは産婦人科、小児科、救急医療、そして近いうちに在宅の場面にもでてくる「医療現場に対する刑事介入」の問題です。

非常に近い立場の医師が次々に逮捕されるという事件が相次ぎ大学病院や基幹病院でも大問題になっているわりにはこれといった考え方の指針、問題解決アプローチについて根幹からとらえた論説がないのが実情です。

最近「生き体のガイドライン、死に体のガイドライン」という意見を主張されているフェアネス法律事務所の遠藤直哉先生(http://fair-law.jp/)を中心にしばらく考えて行こうと若い医師仲間と言っています。要は「日ごろからガイドラインに作成に対し医師や法律家が一緒になって良心的な活発な議論をしていくことで大きな過ちを予防していくというということ」が重要で、その土俵造りをおこたると「死に体のガイドライン」になり、いざ警察権力が医療現場に踏み込んだ時に何の役にも立たないガイドラインになってしますということのようです。

最近の法律のながれも「愛も涙も無い!?官から民に向けたハードロウ」から「専門家の活発な良心的な議論を軸としたソフトロウ」へいう流れを知っていると「陪審員制度の導入」などのことがよくわかるといわれます。一所懸命活動されている若い医師こそ、このことを知らないと「大変なことになりますよ」(タケシの声で・・・)

ということのようです。この内容のさわりは8月26日の東京・世田谷、成育医療センターでのセミナーでお話していただきフロアを巻き込んだシンポとなると思います。
http://ithealthcare.jp/events/0608sem.html
上記の大石佳能子氏にも座長をしてもらいます!

残念ながらこの会に出席できない「さあはじめよう在宅医療」他の著作で有名な都会型在宅医療の元祖ともいえる新宿ヒロクリニック院長・英裕雄先生(http://www.hiro-clinic.com/)が8月23日私のクリニックで先生にとってはなんと在宅初バイトしてくださり、遠藤先生を中心に定期的な勉強会をしましょうと話されていました。みなさん期待しておまちくださいね。

英先生との写真は新しいブログにてアップします。英先生本当にありがとうございました。

9月1日にはアメリカがえりの先生たちを中心に東京・有楽町で遠藤直哉先生の話を聞くことになっています。以下に案内いたしますのでよろしかったら気軽にお出かけください。若手医師大歓迎です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
第一部「2006年第1回JANAMEFフェローの集い」(19:00〜19:50)
主催:財団法人日米医学医療交流財団フェロー有志
日時:平成18年9月1日(金)
会場:東京国際フォーラムガラス棟7F中華料理「東天紅」
交通:・JR有楽町駅より徒歩1分、東京駅より徒歩5分
                        (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)
     地下鉄有楽町線:有楽町駅直通、日比谷線 : 銀座駅徒歩5分/日比谷駅徒歩5分、
     千代田線 : 二重橋前駅徒歩5分、丸ノ内線 : 銀座駅徒歩5分、
     銀座線: 銀座駅徒歩7分、三田線 : 日比谷駅より徒歩5分
−趣旨−
「JANAMEFフェローの集い」とはJANAMEFフェロー及びJANAMEFの日頃の協力者により催す会とし、今後JANAMEFとその「FELLOW」の活動を活性化させることを趣旨とします。

特別講演会
司会 赤尾弘志事務局長 日米医学医療交流財団理事
19:00 開会の辞 清水一功先生 医療法人社団御代田中央記念病院理事長/
                              日米医学医療交流財団顧問
19:05 特別講演@ 「医療への刑事介入の防止−ガイドラインなどのソフトローの活用−」
・座長 浅田敏雄先生 東邦大学名誉学長
・演者 遠藤直哉先生  フェアネス法律事務所弁護士/
                   日米医学医療交流財団常務理事/
                   法学博士/桐蔭横浜大学法科大学院教授/
                   財団法人日本医療機能評価機構総合評価部員
19:35 特別講演A「在宅医療と認知症」
    ・座長 小池薫先生 京都大学大学院医学研究科初期診療・救急医学分野教授/
                 日米医学医療交流財団理事
    ・演者 高瀬義昌先生 たかせクリニック院長/日米医学医療交流財団常務理事
19:50 閉会の辞 山口洋先生 順天堂大学名誉教授/町田市民病院総院長/
                    日米医学医療交流財団専務理事
○ 懇親会(19:50〜22:00)
―ご参加の方々の懇親を深めて財団の未来を語っていただくようお願いします―\\
参加費:10,000円(当日受付にて)
当日はサプライズの催しもあります。
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さて、9月3日は憧れの富士スピードウェイフルコースに3台の1960年台のDUCATIのシングルマシンの改造レーサーをもちこんでの走行会に望みます!

ケガしないように気をつけて走ってきます!前回のショートコースの緊張した顔の写真はやはりこちらも新しいブログにアップしますので見てください!

キーワードは「よく学びよく遊べ」、皆さんも楽しく勉強をされてください。

あと、TFCメーリングリストは広島市の田坂佳干先生が主催するメーリングリストです。プライマリケア課程医療を中心に各科の専門家も同時に参加しているので注目しています。要チェック!!

移転先ブログのアドレスは(http://funny-takase.spaces.live.com/)です。まだ作成途中ですが、9月初旬から開始しますのでお楽しみに!

南山堂刊の『治療』誌本年8月号で書いていますので、こちらも見てくださいね。

では長い間ありがとうございました。

07月24日 広島交遊記

ITヘルスケア学会が5月27日広島でとりおこなわれました。
http://www.ithealthcare.jp/

がん統計が日本でまだまだ遅れていると聞いてびっくり!よく考えると医療先進国ととても言えないなぁとちょっとがっかりしてしまいました。
ともあれ(財)放射線影響研究所情報技術部部長 片山博昭先生、放射線影響研究所疫学部部長陶山昭彦先生、独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター 谷水正人先生、国立がんセンター がん予防・検診研究センター情報研究部 部長 祖父江友孝がんセンター先生他、お会いできたのは収穫でした。どうもありがとうございました!
それにしてもまだまだ統計整備の点で日本も後進国だということなんですかねぇ。残念!

さて広島といえば以前ご紹介したGKデザイン栄久庵憲司会長が路面電車のデザインを監修されています。ホームページをぜひとも覗いてみて下さい。
http://www.gk-design.co.jp/dsh/Japanese/CD/CD_01.html
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この路面電車に乗り向かった先は葵会の新谷幸義理事長からご紹介していただいた広島平和クリニックです。
http://h-heiwa.or.jp
PETセンターは佐藤俊彦先生の宇都宮セントラルクリニックご訪問以来です!広島のこの施設の余りのゴージャスさにびっくり!この広島平和クリニックのがんドック先端医療健診センター長の大塚信昭先生とパチリ。隣はITヘルスケア学会理事の薬剤師の廣島彰彦先生!
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実はその一週間前には新谷先生の息子さんである整形外科医の新谷太郎先生と精神科医である美穂子 先生の招待者600名以上の大結婚式に招待されました。美男・美女のカップルであることもさることながら私のテーブルは元順天堂学長の片山仁先生、元順天堂放射線科教授・現在広島平和クリニック学術理事の廣川裕先生、先ほどご紹介した大塚先生、昔お世話になった半谷先生となんと往年のジャズ歌手雪村いづみさんと御一緒でした。新郎・新婦に三曲もプレゼント!
新谷先生のおとりはからいに大感謝!このテーブルはおおいに盛り上がりました。
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もっと驚いたのは「唄う学長」原田康夫先生です!元広島大学学長で「俺はプロのオペラ歌手」だと豪語されるだけあって素晴らしい歌声です。なんとサタケホールというオペラ専用のホールを広島大学構 内に作られたとか。今の日本にそんなに粋な教授がいらっしゃったのか!?ひたすら舌を巻きました。まいりました!とひれ伏すばかり。先生が主演された「椿姫」の素晴らしいDVDを頂いたのですが、何をお返ししたらよいか頭を悩ましています。
http://home.hiroshima-u.ac.jp/~forum/2003-12/f1.html
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ともかく原田先生他多くの皆さんから祝福された若い二人のドクターに幸多かれ!

余談ですが私がお手伝いしている東京初の高齢者専用賃貸住宅「学研ココファン・レークヒルズ http://www.cocofump.co.jp」の若きエース小早川仁さんも広島出身。(この施設も実は大変よくできていて要研究ですよ。)(広島カープの小早川毅彦選手はご親戚だそうです!)このところ広島もますますホットです!

ヤマタイ国にはじまる関西以西の文化の底力に触れた思いの一週間でした。もちろんお好み焼きもしっかり堪能しました!

6月下旬、さてさて知る人ぞ知る名著「ウォール・ストリート日記」他の著者で私の家族ともどもお世話になっている寺澤芳男さん http://www.jpf.go.jp/j/cgp_j/global/report/001.html
その関係の方と一緒にお食事をしたスナップです。
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女性に大人気ですが、男性もがっちり楽しめる大好きな東京・麹町のフレンチレストラン、オーグドジュール http://www.augoutdujour-group.com/au/index.htmlで食事をご一緒したのですが、寺澤さんがニューヨークやワシントンで大活躍をされていた頃(元米国野村証券会長をされていましたので・・・)やアメリカでお会いした時のお話に花が咲きました。

経済界に比べると医療界の閉塞感は否めませんが、寺澤青年が氷川丸にのって海を渡る話、ニューヨークでの大活躍は痛快です。何と私が地球に生まれた日(1956年8月31日)に横浜港を出発されたとのこと。何かの因縁でしょうか?「ドクトルマンボウ航海記」(そういえばある勉強会で著書北杜夫先生の娘さんの斉藤由佳さんに憧れの北壮夫先生の躁うつ病の抱腹絶倒・大武勇伝をお聞きしました!これは次回ご紹介します)に並ぶ名著だと思います。元気が失せそうな時に是非ご一読を!

さてお次は元日本マイクロソフト会長の古川享さん
http://www.weblio.jp/content/%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E4%BA%AB
の7月に開催された「ワインの会」でのお話をご披露します。
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演題は“マイクロソフトで学んだこと”でした。麻布高校の先輩で現在同高校の非常勤講師でもあり、現在慶応大学DMC(デジタルメディアコンテンツ統合研究機構)の教授をされています。鉄道模型の超オタクとのことでした。麻布高校の紛争で講演が始まり、最後には「これからは教育に尽くす」とのことで、今後、医療や介護、福祉の分野についてのITや医学交流の件で相談にのってくださるとのこと!若い人向けの勉強会も企画したいですねえ。ということで私もお手伝いすることになりそうです。本当にすばらしい先輩のお一人です。

さて、古川さんは8月中鉄道模型三昧の旅とのことで
http://furukawablog.spaces.msn.com/
その旅が終わられたらお会いしたいと思っています!ブログの中のギターの話も思わずにっこり。

さらに内蔵脂肪について研究をされたい様子でしたがその事は次回問題解決にむけての秘策を古川さんにお伝えしたいと思っています。古川さんにはまだ内緒ですが,マル秘テクの1つは茨城県大洋村元村長・石津政雄先生の大腰筋トレーニングです。
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search2/aru18/18_3.html
でも古川さんは「このブログを読んでるよ」といってくださったので内緒にならないかもしれませんが・・・(~o~)

いずれにせよ石津政雄先生の近著「中高年のための大腰筋3分間体操 体力年齢が10歳若返る!,」は必読です!石津政雄先生とまた別途で勉強会をという話もありこの企画も具体化しなくては!

最後に先日、山内豊明先生、相馬孝博先生をお招きした日米医学医療交流財団のセミナーでお会いした看護師さんから書き込みをいただきました。みんなやる気まんまんでうらやましい!お礼を兼ねてこの場でお答えします。(この時の葉山ハートセンターの瀬川ナースの発表もすばらしい内容でした!次回詳しくお伝えします。)

まず8月のセミナーについては在宅医療とIT分科会です。
http://ithealthcare.jp/events/0608sem.html
よかったら是非おいでください。日本の医療・介護・福祉の下支えをする安価なITシステムが育つための「きっかけ作り」は大切だと思ってがんばっています。ついでに米国留学のセミナーが9月24日に慈恵医大(東京・西新橋)であります。最強メンバーです。よかったらどうぞ!
http://www.janamef.or.jp/base3.htmlをごらんください。

その次の亀田医療グループ他のツアーはイタリアン・バイク仲間である大石佳能子メディバ社長 http://www.be.asahi.com/20060603/W11/20060523TBEH0020A.htmlと企画しようといっていますのでもしよかったら私がツアーガイド(宴会係)をやりますので少しお待ちください。急いで見学したい時はtakase-cl@leaf.ocn.ne.jpにメールしてくださいね!

というわけで今回も「私の趣味他」積み残しのネタがあるのですが、次回持ち越しということで次月一気に行きたいと思います!お許しください!

では暑い夏を乗り切りましょう!皆さんお体を大切に!

06月20日 コモン・デジーズのプロ養成トラの穴

早くも6月も半ばをこえました。
じめじめとしていますが、皆さん、心は晴れやかに日々勉強に仕事に遊びにと邁進していますか?

さて、先日名古屋で行われたプライマリ・ケア学会で気がついたことを1つ。
皆さんご存知のとおり、千葉・鴨川の亀田メディカルセンター関連のクリニックとして岡田唯男先生がリーダーとなって家庭医学の実践的トレーニングセンターが千葉・館山に開設されました。
http://www.kameda.or.jp/hp/topics.php?key=1149038746&fl=1

この岡田先生のグループの発表で製造企業の工程管理の考え方をより無駄なく、無理なく守備範囲の広い北米流家庭医学を学び、実践されようとする静かな気迫が伝わってきました。「コモン・デジーズのプロ養成トラの穴」といったところでしょうか。

私がそれなりに実践している在宅医療は、ある面「家庭医学のフロントライン、最前線」とも言え正直逃げ出したくなる症例や泣きたくなる症例も少なくありません。解決策を模索する奮闘の日々ですが、岡田先生はじめ皆さんに教えていただける事は多々あるような気がします。特に日ごろの臨床で気づくことをどのように臨床研究としてまとめていったらよいかについては教えを請うことが多いのでは。
「家庭に入り込んでの在宅医療」と「家庭医学」の交流や融合はまた新たな創造的出会いを容易に想像させます。岡田先生が落ち着かれた頃を見計らって見学ツアーを企画したいですね!

用賀アーバンクリニック(http://www.plata-net.com/yoga/index.html)の野間口先生、松原アーバンクリニック(http://www.plata-net.com/matsubara/index.html)の梅田先生なんかと一緒にワイン片手に行くのが面白そうですね!私が西浦天宣先生、伴信太郎先生、伊藤澄信先
生の応援団員をしていたころから比べると隔世の感があります。ずいぶん世の中が変わりましたね。

そうそう先日池上総合病院の循環器科の葉山泰史先生にお会いしました。葉山先生は10年ほど前、亀田総合病院でお仕事されていたことがあって海のみえる千葉・千倉でホスピスや障害者のショートステイで有名な「花の谷クリニック」の開院式で私が葉山先生とお会いしたことがあったそうです。すっかり忘れていたのですが、岡田先生のところを見学するついでに私の信州大学の同級生・院長伊藤真美先生も訪問してみましょう!
http://www009.upp.so-net.ne.jp/hananotani/

海外留学の話で宣伝を1つ!
また話は飛びますが、私は現在日本看護協会出版会の「コミュニティケア誌の編集委員」を勤めさせていただいています。機会があったら覗いてみて下さい。結構イケテルと思います。初めて知ったのですがこの出版会の社長さんはなんとあの日野原重明先生。びっくりしました。私は主にケアカンファランス「通称・日野原カンファ」のお手伝いをさせていただいています。訪問専門看護師の教育に携わっている角田直枝先生( 財団法人 日本訪問看護振興財団 認定看護師主任教員)のお話をお聞きしました。

そのお話の中で訪問看護の業務のうち一番必要で、できていない事は「フィジカル・アセスメント」だということが印象深かったわけです。実はこの問題は看護師だけではなく医師にとっても他人ごとではありません。若い研修医の皆さんのCSAのテストのお手伝いをした時、「医師になってしばらく血圧をはかったことがなく駆血帯を逆にまいてしまってダッコチャン状態になった」と(たとえが古いかな!)いう笑い話が一度ならずありました。キチンと診察ができるということも簡単なようで簡単ではありません。「山内豊明先生の教え方が最高!」と角田先生もいわれており「まさしく!」と同意したことが最近ありました。

7月8日に山内先生に直接ご講義いただく機会をえましたので、海外の看護教育に関心のある方、医学生・研修医の皆さんなどにはとてもためになると思います。
http://www.janamef.or.jp/3seminer/seminer2.html
山内先生の本はすべての医療職に必携ですよ!以前もご紹介しましたが再度ご紹介します!
『目と手と耳で ここまでわかる・フィジカルアセスメントガイドブック』医学書院刊

ついでに8月には在宅医療のIT化の先駆者を集めたセミナーを東京・世田谷、国立成育医療センターで開催することになりました。
2006/08/26(土)  在宅医療とIT分科会「在宅医療とITネットワーク」地域包括ケア(http://www.ithealthcare.jp/events/0608sem.html
これからの地域医療にご興味ある方は是非ご参加を!
厚生労働省の三浦公嗣先生も「急がしいけど、このメンバーじゃ僕が出ないわけいかないでしょう!」のひとことで講演を快諾していただきました。懇親会が一番楽しいと思いますが、奮ってご参加ください!

私ごとですが「まいブーム」は認知症です。というのは私の診ている患者さんの本人・家族に軽度認知機能障害や認知症、その他の精神障害の皆さんが随分苦しんでおられます。なかなか在宅医療では確定診断までたどりつかない悩みがあるのですが、おそらく50%をこえると考えられます。
本間昭先生監修の渡辺謙さん主演の大ヒット映画『明日の記憶』も上映中とのことですが、勉強するほど奥が深く悩ましい現実です。
日本老年精神医学会(http://www.rounen.org/)イーローゴ・ネット(http://www.e-65.net/)ハーバード大MGH客員教授・福西勇夫先生http://www.ink.or.jp/~apple/antiqueclinic/の命令でこの秋出版される「治療」誌(南山堂刊)特集号に在宅医療における心療内科的アプローチについてかかせていただく機会をえました。
乞うご期待!

私が現在のっているベネリ・アディバ150は輸入中止らしく近い将来レアモノになるのかな?マルコ社長の話しによれば埼玉・越谷のG1PRODUCTで扱ってくれるかもとのこと!新型の250CCも、興味津々です!!一度伺ってみましょう!http://www.adiva.co.jp
     
次回は広島のPETセンターのお話と唄う学長(!?!)のお話そしてたまには真剣なオアソビの話しを一席。また次回お会いしましょう!

05月22日 医者は休みの日と夜つくられる

連休中はみなさんどうお過ごしでしたか?

在宅医療にかかわっている私はかえって休みなく働くことになります。月二回の定時の往診もなかなか他の曜日に振り替えることが難しいし、連休中は道も空いていて移動が楽だということもあります。それにまして電話が多くなる一番の理由は他の医院がお休みだからということになります。

例えば家族も休みに自宅にいると普段あまり注意深くみていないのですが、休みの日は一日一緒にいるので知らずにお年寄りをよく観察することになります。『おばあちゃんの様子がどうも変だ!』と気づいて『先生、お休みのところ申し訳ありませんが往診お願いできませんか?』という問い合わせがあったりするのです。これが仲のいいケアマネージャからの紹介だったりするとなかなか断りづらく、つい明るく『ハーイ!時間をみて出動しまーす!』なんて軽い感じで往診の時間をやりくりすることになります。

しかし、こういう時こそ実は興味ぶかい症例があります。『医者は休みの日と夜つくられる』とはよく大先輩のドクターからよくいわれたことを思いだします。いってみると70代のおばあちゃま。やさしそうな息子さんが出迎えてくれました。おばあちゃまの症状は学生時代、柳澤信夫先生(元信州大学教授・現関東労災病院院長)からビデオをみせていただいた無意識な舞踏病のような運動を繰り返していました。みると左手の動きが顕著です。

患者さんは『息子がかってに先生を呼んだんだね!わたしゃ、医者はきらいなんだよ。まったく、こんなことになるなんて。私の日ごろの行いが悪かったのかね?こんなんじゃ近所にもかっこ悪くてオモテもあるけないよ。』とのこと。『医者がすきな人はあんまりいないからしょうがないよ。薬を使うとうまく症状が消えないまでも軽くなるかもしれないし、他に大変な病気が隠れていることもあるから病院を紹介するので入院して検査とお薬の調整をしてもらおうよ。短期間の入院だと思うけど。病院の先生にお電話してみるね!』

ご親子の間でやりとりされご家族は了承してくれました。早速近くの東京労災病院の神経内科の当直されていたドクターにお電話したところ快諾されました。こういう時にやさしく病院のドクターから『どうぞ、患者さんをこちらに送ってください。』といわれると正直ホッとします。この場をお借りして感謝!ありがとうございます!

約二週間たったところでご返事いただき「原因不明のヘミバリズム」とのことで一生のうち何例みられるかわからない貴重な症例だったというわけです。結果、ご本人もご家族も大喜びでした。『先生、すっかりよくなりました。これからまた様子を見にきてください。』とおばあちゃまがうれしそうに電話をかけてきてくれました。こういう病診連携はうれしくなってしまいますね!

というわけで超充実したゴールデンウィークでした!


その後は学会、学会。勉強会の準備と大忙しです。

第102回日本精神神経学会総会『ニーズの多様化と精神医学・医療の新たな展開』が、本年5月11日・12日・13日と福岡国際会議場にて開催されました。私も在宅医療に関わっていると、患者さんご本人か家族に精神疾患を疑わせる(大抵はごく軽いものですが)ことが往々にしてあります。したがって、東京医大霞ヶ浦病院精神神経科に週に1度勉強に行かせていただいています。というわけで、精神神経科学会デビューのため参加しました。

以前いた足立区のクリニックで子どもさんを診ていたところ、お母さんが自殺企図を繰り返すため、近くの精神科の病院を緊急でご紹介した経験があります。そのとき、お母さんがすっかり良くなってクリニックにこられました。

「電気ショックをやってもらったら、とても良くなったわ!」と、本人も家族も大喜び。1970年代のアカデミー賞受賞映画『カッコウの巣の上で』で見た電気けいれん療法は、大変悪いイメージだったので正直あまりのお母さんの症状の改善ぶりに私は大変驚きました。この症例の経験と、私が麻酔科の標榜医の資格を持っているので、この電気けいれん療法に興味を持ったことはある意味で必然だったとも言えるでしょう。

というわけで研修コース『電気けいれん療法の理論と実践』に参加しました。鮫島達夫先生(東大精神神経科・鮫島先生も8年間麻酔医として勉強されていたそうです!!)、中村満先生(都立豊島病院精神科)、日域広昭先生(広島市民病院精神科)に大変わかりやすく教えていただきました。昔は、精神科の先生が無麻酔でやっていた時代もあるようですが、今は全身麻酔下で施行されることが多くなっているようです。ここでも他の外科の麻酔と同じく麻酔科医不足が大問題になっています。東大精神科教授の加藤進昌先生も発言されていましたが、精神科医の麻酔科研修などを麻酔科の医局にお願いしたり、多くの麻酔科医に電気けいれん療法(ECT)の重要性を訴えたりする幅広いアピールが必要であるとのことでした。

引き続いてランチタイムプレナリーセッション1『滅びつつある人類の不安と精神医学〜精神療法の現代性・文化性の意味〜』西園昌久先生(心理社会的精神医学研究所)のご講演は、大変内容の濃いものでした。

40年前にはほとんど取り上げられることがなかった気分障害、特殊な神経症、子どもやリエゾン精神医学、更には地域、老年精神医学、物質―アルコール乱用の問題が今日では重大な問題になっている。と、H.Akisukal先生は述べているとのことです。

わが国の「平成17年障害者白書」によると、平成14年の在宅精神障害者総数約224万人は、3年前に比較して31%の増加。そのなかで気分障害、神経症性障害、そして退院促進政策の影響として考えられる統合失調症の増加が著しいとのことです。W.Rutz先生は『新しい病体としてうつ、攻撃性、自殺、自己破壊活動などの破壊的ライフスタイルの多発について、「社会的セロトニン症候群」と名づけて、劇的な社会変化による脳の発達、可塑性の悪影響の可能性がある』とのことです。これは、わが国に限らず世界の各国で同様の現象が見られているという視点も忘れてはいけない、と考えられます。

わが国においても地域医療の現場では、このような症例に対してどのようにアプローチするか、あるいは精神科外来にかかろうとしないしない引きこもり傾向の強い患者に対し、『どうアプローチしたらいいか?』は教科書がなく手探りで対応せざるを得ない中で、一番頭を悩ます問題です。この問題に対する解決策を論議する場所はまだなかなかないのが現状です。ご興味のある先生の書き込みをお待ちしたいと思います。

さらに私は研修コース『精神科薬物療法の基本〜精緻な臨床を目指して』 に参加しました。石郷岡純先生(東京女子医大神経精神科教授)、染矢俊幸先生(新潟大学精神医学分野教授)、寺尾岳先生(大分大学医学部脳・神経機能統御講座教授)、兼子直先生(弘前大学医学部神経精神医学講座教授)がそれぞれ分かりやすく解説してくださいました。

取りまとめ役の産業医大精神科教授中村純先生のお言葉にあるように、副作用が少ない向精神薬が出回るようになっている昨今、フルボキサミン《デプロメール・ルボックス》、パロキセチン《パキシル》、ミルナシプラン《トレドミン》などのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、第二世代の抗精神病薬とされるリスペリドン《リスパダール》、オランザピン《ジプレキサ》、クエチアピン《セロクエル》、ペロスピロン《ルーラン》の特徴、投与量、投与方法、使い分け、副作用や在宅でも良くみられる双極性障害や、特に増加している境界性パーソナリティー障害や、坑うつ剤の増強作用に使われるリチウム《リーマス》、バルプロ酸《デパケン》、カルバマゼピン《テグレトール》などの気分安定役の標準的な投与量、投与方法、副作用などについて基本的なことをよく勉強しておく必要が私たち一般臨床医にもあるようです。

特に昨今『心の風邪』といわれているうつ病も実は軽症とはいえ「コントロールがなかなか大変で、3〜4年間は丁寧な薬物療法、カウンセリング、必要とされるうつ病の症例も多い」ようでした。兼子先生には、坑てんかん薬の使い方及び妊娠との関連性について、あまり時間はなかったもののざっくりとしたところを教えていただきました。薬物の血中濃度を測りながら、適正な形で薬物の投与量を維持することの重要性を身にしみて感じました。いわゆる臨床精神薬理学的な知識は今後認知症、高齢者のうつ、その他の精神疾患が増えると見込まれる現在、地域医療にたずさわる一般医にとっても重要なことだと思われます。一般医として絶えず注意深く抗不安薬、睡眠薬の使っていく必要があるわけですが、もう少し知識を深めたいという医師には大変役立つ情報でした。この5人の先生方からは、目が離せません!       
(注:《》内は商品名)

引き続いて2006年プライマリ・ケア関連学会連合学術会議が5月13日・14日に開催されました。

同時に開催した第29回日本プライマリ・ケア学会のテーマは『健康で豊かな地域社会作りを目指して』、第21回日本家庭医療学会のテーマは『地域ニーズに対応した家庭医療の展開』です。非常に魅力的な講演シンポジウム発表の中で、生活習慣病や認知症、在宅ターミナルケアをめぐる諸問題が大変興味深く思われました。特に在宅ターミナルケアの問題は、法律的な問題と背中合わせの部分があります。医療に詳しい弁護士がまだまだ多いとはいえない状況ですが、地域医療を弁護士と医師が一緒に問題解決にあたることの必要性を痛感しました。家庭医療学会では生坂政臣先生(千葉大総合診療部教授)グループの上肢痺れの診療・頭痛診療・めまい診療における問診の操作特性の演題が検査機器を持ち込めないことが多い在宅医療の現場に生かせそうだという印象を持ちました。

旧友たちはどんどん偉くなります。室蘭にいた葛西龍樹先生は、福島県立医大地域・家庭医療部教授になられ、地域に貢献する医師の研修の場作りに、室蘭と連動しながら活発な活動を開始されています。葛西先生は、「家庭医療サマー・フォーラムin福島2006」を本年8月19日・20日と開催されるようです。興味のある方は、ホームページをご覧下さい。

実は、ライフケアシステム辻彼南雄先生(在宅医療を推進する医師の会幹事)にも会場の廊下でお会いしました。皆さんご存知のように独特の患者会システムを構築され、患者どうしで教えあうという理想的な医療の需給関係を達成されています。今度水道橋のクリニックにお邪魔する約束を取り付けました。患者どうし教えあうという意味で、NPO「環境汚染等から呼吸器病患者を守る会」通称エパレクは、認定試験に合格した認定熟練患者が(Expert Patients:EP)が受療経験の浅い患者に対し、学習会や相談会などを通じて支援するユニークなシステムを導入しているとのことです(広報部:矢内純子氏)。この動きからも、目が離せませんね!

「セミナーお知らせ」
訪問看護の理論と実践のクィーン・山崎摩耶先生の講演に
是非、おいで下さい!詳細は、「INFO!お知らせブログ」まで。
http://blog.carenet.com/info/entry/2006/04/000955.php

04月24日 若葉の季節!勉強すること沢山!

さて春の学会シーズン到来!
若葉マークの開業医としても勉強しなくてはならないことが沢山です!

メディカルトリビューンプライマリ・ケアセミナー『新しい睡眠障害診療〜生活習慣病との関わりをもとめて〜』という題の勉強会が2月25日大手町でありました。東京都医師会の上出良一先生が座長され睡眠障害の概要について秋田大精神科教授の清水徹男先生が「生活習慣病(身体疾患)と不眠」についての講演と具体的な対応について名古屋大医学部精神医学教室の名誉教授太田龍朗先生に教えていただきました。

一般医としてはベンゾジアゼピン系に頼り過ぎず、非ベンゾジアゼピン系であるゾルピデム(マイスリー(R))やゾルピデム(アモバン(R))を使ったり、これに中途覚醒が症状としてある場合は中時間型の睡眠薬を加えたり、早朝覚醒が症状としてある場合は長時間型の睡眠薬を加えたりすることも提案されていました。その他、抗うつ剤(テトラミド)などをうまく組み合わせると著効がえられることもあるそうです。睡眠障害についてのよいホームページがあるようです。チェックしてみましょう!

その時参考としていただいた睡眠障害診療キットや入院高齢者のリスクと対策(せん妄と転倒・転落について)という題のメディカジャパン付属加齢医学研究所所長 小宮山純先生の文献が役立ちそうです。いずれにせよ睡眠障害の診断と治療は奥が深い!
http://www.medcajapan.co.jp/karei/pages/ryakureki/ryakureki.htm

さて女性医師の話題へいきましょう!
先日NHKの教育テレビで地域医療のことを取り上げ在宅診療とホスピスそして障害者を預かるなど大活躍されている女性の先生がいるなとボーッとしてみていたらなんと信州大学での仲良し伊藤真美先生でした。すばらしい!
伝説のゆきぐに大和病院(新潟・魚沼郡)の黒岩卓夫元院長のところや自治医大、アメリカのホスピス留学、亀田総合病院をへて約十年ほど前に花の谷クリニックを千葉県の房総半島の先に開業しました。自立支援法デイサービスなどほんとよくがんばっています!脱帽!ぜひチェックしてみてください!
http://www009.upp.so-net.ne.jp/hananotani/
私もがんになったら最後はここで海を真正面にみながらこの世とおさらばが理想かな?その時は伊藤真美先生よろしくね!

黒岩卓夫先生は知る人ぞ知る大先生。今は医療法人社団萌気会 理事長をされています。
松本深志高校から東大医学部へ。日本学術会議会長の黒川清先生と同じポリクリ仲間だったというわけです。地域医療に早くから目を向けられ新潟の八海山の里で病院を立ち上げられ、その後「在宅医療をささえる診療所ネットワーク理事長」他様々な要職を兼務されています。先日参議院議員の息子さんの結婚式にお招きいただきました。

先生はもちろん、地域の子供たちの教育に取り組んでおられる奥様もますますお元気そう!黒岩先生のお話も機会があれば若い医療者は必ず聞いておかれるとよいですよ!

もう一人パワフルな女性医師を紹介します。

医学書院刊の2006年2月6日号に「日本の抗菌薬の保険適応量および適応内容に関する問題提起」という記事で大きく顔写真が掲載されていた自治医大付属病院感染制御部・講師の五味晴美先生です。そこで紹介されていた第2回自治医科大学臨床問題解決セミナー開催のお知らせをみて
http://www.jichi.ac.jp/hospital/resident/kaiketu2/
これはさしいれに行かなければならないと国際医療福祉大学熱海病院の小児科の当直を終えてから3月26日朝、東京・足立区で有名な島田屋のバウムクーヘン
http://www.morinaga-defi.com/
をもって栃木の自治医大に急行しました!これはお薦めのバウムクーヘンですよ!
熱心な医学生さんたちもティータイムを楽しんでくれたことでしょう。

メインゲストはハワイ大内科の齋藤中哉先生。私は忘れていましたが齋藤先生いわく先生が学生の頃お会いしたとのこと。こちらが恐縮しています。羊土社の齋藤中哉先生のハワイ大学の実習を紹介した教本『臨床能力をきたえる ハワイ大学式PBLマニュアル
すべての医師に求められる『問題発見・解決能力』をマスターする厳選症例!』
はグーッ!です。必読です。
http://yodosha.co.jp/book/489706693X.html
なんとケアネットもビデオ撮りにきていました。さすがです!ケアネット!
模擬患者を使っての日米交流をずっと続けている薫陶塾の黒岩かおるさんも一緒にパチリ!

さて山王病院神経内科・国際医療福祉大学教授の鷲崎一成先生は多彩です。
今は昔、私たちが子供のころ(40年前)毎日のようにNHKで歌声をきいた西六郷少年少女合唱団に所属され準定期的にコンサートをされています。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nishi-kama/時々は山王病院の時価何千万円もするというベーゼンドルファーというピアノを奏でられます!すばらしい天はナンブツも与えることもあるという例。
医師で音楽家のお友達も多いとか。今度ご紹介します!

私は神経内科で困ると鷲崎先生についつい簡単なこともご相談しますが、いつも大変分かりやすい語り口で大変助かります。鷲崎先生いつもありがとうございます。今度共訳で失語症の本をだされました!なかなか失語症も深いですよ!
『失語症〜治療へのアプローチ』 中外医学社 武田克彦他訳

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03月25日 桜の春 皆なで満開!

さて、いろいろとレスポンスをいただいていますので、この場をお借りして厚く御礼申しあげます。

かの有名な八尾総合病院理事長・森 功先生はじめ
http://www.ishinkai.or.jp/hospital/index.html
懐かしい友人の静岡で開業されているコダワリのドクター塩川先生
http://doctors.air-nifty.com/doctors_diary/cat3177376/index.html

大後輩である都議会議員の柿澤未途さん http://www.310kakizawa.com/profile.html
など、感謝とともに恐縮しています!

匿名でいただいたメールでも地域医療は医師ががんばらなきゃということで全く同感です。コメディカルとともに学びながらすすめていくといっても医師が推進役のキーパーソンのひとりでないと前にすすまないことは間違いありません。とはいえ本当に会議と勉強でバテ気味です。

読者の皆さんも同じ状況なのではないでしょうか?日本プライマリー・ケア学会関係でもそれなりのご年齢とおみうけするものの、いつも同学会の勉強会にいらっしゃるドクターもおられ敬服すること多々です。

先日も東京・大田区の医師会で武見敬三参議、西島英利参議を囲む勉強会がありましたが、その会場で「日本プライマリ・ケア学会」(http://www.arsvi.com/0a/npc0.htm、「実地医家の会」(http://www.primary-care.or.jp/j_ika/ikamain.htmの重鎮でいらっしゃる鈴木壮一先生ともおめもじしました。「若い先生達にがんばってもらわないと」とかえってハッパをかけられてしまいました。気を引き締めて微力ながらがんばらなければならないと考えました。

さて、私はITヘルスケア学会(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacs/)のお手伝いをしています。理事長は早稲田大学院教授の三友仁志先生です。次回秋に東京・世田谷区の国立成育医療センター(http://www.ncchd.go.jp/)の山野辺裕二医療情報室長がリーダーとなって開催しますがその前にの6月から7月の日曜日に「在宅医療とITヘルスケア」という題で鹿児島の中野一司先生に講演していただく機会をえました!ヤッホーッ!
お酒が大好きとのうわさの中野先生のすばらしさはホームページでおわかりいただけると思います。
http://www13.ocn.ne.jp/~nazic/index.html

できれば宮古島と鎌倉で開業している泰川恵吾ドクターにも時間があえば講演していただければ最高ですね!
http://www.drgon.net/clinic1.html
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacs/JJCS/v6/n1/p19_25/

というわけで最後に音楽の話です。

とんでもない友人をご紹介します。その名は大倉正之助さん。能楽囃子大倉流大鼓 重要無形文化財総合認定保持者です。

http://www.hiten-jp.com/index2.htm

伝統的な能楽からあの免疫の多田富雄先生(先日のNHKスペシャルでご自身の脳梗塞対策で奮闘されている先生ご夫妻の協同ぶりが紹介されていましたね!)が書かれる新作能楽まで大活躍。大倉さん自身もNHK教育テレビの人気番組「ようこそ先生」で伊豆の子ども達に能楽大鼓を教えているのが紹介されていました。

ご自身は二輪睦八咫烏(やたがらす)というモーターサイクルクラブの約60名ものメンバーを率いるボスデス!それほどのバイク・車好きです。スポンサーがヤマハ、数々の車会社。去年の夏は50才にして鈴鹿3時間耐久レースにもご本人出場とこちらの方も大忙し!!今年も東京モーターサイクルショーでオープニング演奏や、超スペシャルゲストとのトークショーなども予定しているそうです。


私のクリニックと大倉さんの自宅も近いこともあってイロイロお誘いがあります。先日は「高瀬さん。今フェラーリのF-1メンバーetcと銀座のカラオケきてます。ラルフ・シューマッハが歌ってる最中。来ませんか?」ドッヒャーッ!文字通りありがたいお誘いでしたが翌朝早かったので丁重にお断りしました。
またある日には「ロンドンで開催されるロスチャイルド家のパーティに一緒に行きませんか?」とも。これも行けるはずもありません。ごめんなさい。
takase200603.jpg

大倉さんは石原都知事のきもいりで3月31日(金)東京・池袋の東京芸術劇場で「こども能チャレンジ2006」を開催されるそうです。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2006/02/21g2l300.htm
ご家族で行ける方は是非!将来は各地のこども病院のイベントに最高だと思われます。
また、モーツァルト生誕250年を記念してオペラとのコラボでゲスト出演するそうです。下記参照

ご案内
■ 第2回 花まつりコンサート  ■
 モーツァルト生誕250周年記念

コロラトゥーラ・ソプラノ サイ・イエングアンさんのスペシャルゲストとして出演致します。
サイ・イエングアンさんの透明感溢れる美しい歌声とのコラボレーションで、大倉正之助がモーツァルトを打つ。オペラと日本伝統芸能の素晴らしい世界をお楽しみください。

□主 催 清林寺
□日 時 平成18年4月11日(火) 開場PM5:30 開演PM6:30
□場 所 文京シビック大ホール
     JR(総武線)水道橋駅より徒歩10分
     東京メトロ(丸ノ内線・南北線)後楽園駅より徒歩3分
     都営地下鉄(大江戸線・三田線)春日駅より徒歩3分
□入場料 \5,000(全席自由)

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。 

大倉正之助事務所
おとな向けの伝統的な催しの中ではタキギ能がかっこいいこと!生きている間に一度はぜひご覧ください。しびれることうけあいです!日本人の血がさわぐ、さわぐ!!。

次回は千葉で開業している伊藤真美先生、黒岩卓夫先生のお話あれこれ。

02月20日 新しい出会い

今年早々いろいろ出会いがありました。
まずはナニワ出身の看護師の花井千加子さんです!
http://www.hana-hana.co.jp
が彼女のホームページですがこれがよくできている。

もともと東京女子医大の心研の小児科で中沢先生や今井先生がそれこそ飛ぶ鳥を落とす勢いでお仕事されていたころにトレーニングされたとのことでバリバリです。VIP対応のみの訪問看護、銀座に託児所(ベンツで送り迎え)を作ったりと元気なことこの上なしです。

ネットで検索するとあれあれ「シックスセンス」というコラムを書いたりと八面六臂の大活躍。元気印の友人の一人として登録!

アコガレの公認会計士・税理士「本郷孔洋」先生のセミナーにジャミック・ジャーナルの田中さんに招かれました。幸せなことこの上なし。http://www.ht-tax.or.jp/

本郷孔洋先生は医療税務・経理関係の著作もたくさんのお持ちの本郷先生ですが、やはり一押しは『金持ちの脳みそ』(実業之日本社刊)です!開業されていても勤務されていてもアレコレ手を広げすぎて収集がつかなくなっているドクターは私だけではないでしょう!

自分のキャリアプラン・マネープランをどうしようと迷っているドクターにお役に立ちますよ!とくに「虫の目、鳥の目、魚の目」のクダリが私自身としては一番のお気に入りです。今度お食事するお約束しました。楽しみです!

日米医学医療交流財団でうれしいお話のかずかず!

役員を努めていただいている井上大輔先生は慈恵医大緩和ケアの助教授に!小池薫先生は京都大の救急の教授に!東京医科歯科大の眼科の山本悟先生はご結婚!(お相手はなんとパリコレのデザイナーだった方だそうです!)先生方おめでとうございます!心よりお祝い申しあげます。

つづいて、名古屋大看護学部教授山内豊明先生は『フィジカルアセスメントガイドブック』(医学書院刊)を出版されました。帯がまたいい!「Why?なぜ患者さんの右側から診察を行うの?なぜ頚静脈で、右心不全が見抜けるの?目的と根拠がわかれば、フィジカルアセスメントは看護につながる。」

というものです。この流れは千葉大の総合診療教授の生坂正臣先生に通じるものがありますね!どちらの先生のお考えも検査づけと批判されて久しい医療の効率化に真に役立つことウケアイです。

医師でも初心に戻ってこの本に目を通されることをお勧めします。山内先生からサイン本いただきました。ゴッツアンです!家宝にします。

生坂先生といえばこの前久しぶりに汐留の高いビルでお会いしました。その時の写真は右手からシカゴで放射線開業をしている中川伸生先生、私、看護師&ケアマネの高山富士子氏、セコムの橋本さん、生坂先生でーす。
写真

話は戻って、山内先生も同席された財団の常務会で宮坂勝之先生からいただいたロハス・メディカル2006年VOL.5二月号の特集「小児科の現在」(宮坂先生が監修)には小児科の現状を短くまとめてあります。

宮坂先生は国立成育医療センターの麻酔科の立ち上げに国立小児病院時代から約20年関わってこられ、現在トロント大学の教授を兼任されながら、太平洋をまたにかけて活躍されています。信州大学の大先輩としても尊敬しています。そういえば宮坂先生の最近の訳書に『ハーバード医学校』(西村書店刊)があります。有名な李啓充先生の奥様である田中まゆみ先生の著作『ハーバードの医師づくり』(医学書院刊)と併せて読まれるとよいでしょう。

田中先生の本の帯もすごい!「最高の医療はこうして生まれる。教育の変革なくして医療に未来なし全米医学部ランキングで常に最上位を争うハーバードの医学教育に学ぶ」というわけです。中味はわかりやすく「ハーバードの教授といえども患者さんの着衣のボタンを外したり掛けたりを必ず自分自身でやられるとのこと。驚くやら微笑ましいやら!思わずヘェと驚くエピソードの数々です。

一度宮坂先生と田中まゆみ先生にご講演いただく機会を作りたいと考えています。こうご期待!

最後のトリは名古屋大学の助教授になられたわれらが相馬孝博先生のリスクマネージメントの本です。題名『患者安全のシステムを創る−米国JCAHO推奨のノウハウ−

相馬孝博が監訳されています。米国の膨大な資料を分析し患者の安全確保のためにどうすればよいかがうまくまとめられています。医療・看護・介護・福祉に関わるすべてのリーダー必携です。これも医学書院刊です!相馬先生必ずサイン下さいネ!

では、なかなかメダルのとれないトリノオリンピックで寝不足の皆さん!次回またチャオしましょう!!

01月20日 勉強会報告とジャズメンたち

前回お伝えしたとおり1月には東京医大霞ケ浦病院(http://ksm.tokyo-med.ac.jp/)で勉強会が開催されました。 
結果、確かに日本の医学・医療教育を患者中心・地域医療中心に変えたいという同病院院長である松岡健先生の意気込みがこちらに伝わってくるような素晴らしい勉強会になりました。

実は前回は専門学校として人材開発を機軸に、窮地にある病院の経営改革の補完を視野にいれ展開する東京モード学園飯島忠樹(専務/東京医専(仮称)はまだホームページができていないとのことで大阪医専のHP http://www.isen.ac.jp/i/設立準備室 統轄責任者 )と全国に140ヶ所以上の介護福祉施設を展開する湖山医療福祉グループの湖山泰成(代表 http://www.koyama-gr.com/)のお話を伺いました。

湖山代表のお話は地域地域で繰り出される心温まるエピソードや自主性を重んじた経営方針。地域の芸術大学生にボランティア活動を支援し、場合によってはご自身の施設にこのような芸大生を泊まりがけで招待し、入居された方と一緒に作品を作るという素晴らしい試みをずっと続けられているとのことです。介護福祉部門で素晴らしい仕事・経営をされていることに今更ながら脱帽ですね!

前回がこのように興味深い会でしたから、今回はますますパワーアップしなくてはというわけで、人選はトップクラスの素晴らしい先生をと考えました。
厚生労働省三浦公嗣先生はあいにくその日は函館。「素晴らしい人材を送ります」の一言で来られたのは神ノ田正博先生(厚生労働省 老健局課長補佐http://www.mhlw.go.jp/ )そして大御所の尾道市医師会長かつ松岡 健院長と兄弟仁義を交わしたお仲ともいえる片山 壽先生(尾道医師会長 http://www.onomichi-med.or.jp/)の複雑に、かつ精緻に構成されたスライドを駆使した講演というよりプレゼンテーション&パフォーマンスでした。さすがジャズマン!
前回のブログでご紹介したように「治療」2006年7月号にも片山 壽先生の論文があるのですが、絶対に「片山先生の生講演ライブ」がオススメ!必聴・必見です。

というわけで講演がはねたら松岡親分、片山若頭をはじめ私たちジャズメンバーは銀座のジャズクラブ銀座スターライトに急行!(http://www.ginzastarlight.com) 残念ながら名門ニューハードのメンバーは帰ってしまいましたが、雰囲気は楽しめました。次回ここでのバンド活動を約してこの日は解散!松岡先生と片山先生は日本の地域医療教育の宝物の一つだなと再確認した次第。先生方くれぐれも体を大事にご活躍ください!

訃報:かねてより病気療養中でした尾島昭次先生(岐阜大学名誉教授・日米医学医療交流財団顧問)は1月15日18:23分岐阜大学附属病院にてご逝去されました。
長く医学教育に情熱を捧げていらした先生のご冥福をお祈り申し上げます。先生、本当に長い間ご指導ありがとうございました。天国でどうぞやすらかに!

12月19日 出会いが出会いをよぶ

東京・足立区、葛飾区で地域精神科医療を展開する片山成仁先生のご紹介で東京医大霞ヶ浦病院院長松岡健先生とおめもじする機会をえたのが今年の9月でした。

松岡先生は知る人ぞ知る医学教育の重鎮てす。私もOSCE(客観的構造的臨床的技能評価)の本を医学評論社からだしましたが、松岡先生も医学書院から出されていました。おそれいりました。お会いすれば松本の裏町の重要文化財である御祖父さまが開院されていた診療所にお住まいになり、松本深志高校を卒業されたあと東京医大を御卒業になり、信州大学第一内科に入局されました。もしかしたらその頃、つまり20数年前信州大学の学生だった私もサボっていなければ松岡先生に教えていただいたかも知れません!

松岡先生は、その後フランス留学を経て(松岡先生はワインの勉強!?にいったんだとおっしゃいますが真相は定かではありません!?!)、本当は肺疾患のシンチグラムについて当時としては先駆的なお仕事をされていたようです。松岡先生は地域医療で役立つ大学の役割と教育機能について楽しく勉強したい、実践したい、世の中に役立ちたいという稀有な大学人のお一人です。熱心に語られる松岡先生にはただただ敬服するばかりです。

松岡先生のいらっしゃる東京医大霞ヶ浦病院の院長室にお邪魔するとサンタ姿の松岡先生がサックスを吹いているお写真があります。この写真こそ後にツナガル「点と線」となることにその時だれがしりえたでしょうか?

さて、11月ある晴れた日曜日。東京茨城・水戸医師会館で開催されました。そこで圧倒的パフォーマンスで聴衆を魅了したのが尾道医師会長の片山壽先生でした。

とにかく丁寧にケアカンファランスを開催し、厚生労働省の地域ケアについても指導的な立場をとられているようでした。そういえば厚生労働省の前介護振興課長で旧知の香取照幸氏に東京・大田区で講演して貰った時の二次会で「尾道モデルはスゲーぞっ」ていってたなーなんて片山壽先生のスライドをみせていただきながら、まるで微熱に悩むオジサンといっただらし無い風情で熱にあてられたようにボゥーと講演をお聞きしていました。

すると片山先生が次のように言われました。「このスライドは尾辻前厚生大臣と香取課長がケアカンファランスをオブザーブされているところです。」「何ィ−!?」まるでトンカチで頭を叩かれたようでした。「エーッ。ていうことは香取課長がいっていた尾道の凄い先生って片山壽先生のことだったのか!」と頭の中の導線がつながりました。びっくりしたなあ、モゥ!という感じです。

片山先生のスライドの中には厚生労働省の三浦公嗣老人保険課長のお名前もチラホラ散見されます。実は三浦課長も先日東京・大田区で講演していただいたばかりでした。

ちょっとまてよ、そういえば片山壽先生も東京医大のご出身だと講演の前に言われてたなぁ、片山壽先生は松岡健先生とご面識はあるんじゃないかしらとぼんやり考えていたらなんと片山壽先生の有終の美をかざるスライドはなんとサックスを斜めにくわえた片山壽先生御本人でした。ていうことは松岡健先生を知らないはずはないな!と私はエィキュール・ポワロのように推理しました。

そうしたら東京医大霞ヶ浦病院で三浦課長、片山先生とで講演していただいたらみなさんのお役にたつぞと考えながら講演を終わられたばかりの片山先生のもとに走っていったのはいうまでもありません。

このあとの顛末は次回のお楽しみ!そうそう片山壽先生やその他の先生方がまとめられた「治療」南山堂刊2005vol.87特集「在宅医療と地域医療連携の方向性」はこれからの医療・看護・介護連携をめざすみなさんは必携です。ついでに私が特集を企画した「コミュニティケア誌2005年11月号日本看護協会出版会刊もあわせてお読みいただければ幸いです。

それにしても片山壽先生のエネルギーの源泉はなに?って思ってしまいます。素晴らしいですね!

ところで実はこれに先立つ数日前に愛育病院新生児部長の加部一彦先生と一緒に小旅行しました。加部先生は以前私が監修させていただいた「医療を変えるのは誰か」はる書房刊という本に一文をよせていただいています。いろいろな新生児施設の設計を手掛けられています。前回ご紹介した亀田総合病院のK-タワーの新生児施設もお手伝いされたとか。それ以外でも新生児医の良心といわれるほど医療面だけでなく倫理面でも素晴らしい著作が多数あります。みなさんも是非チェックしてみてください。

さて先程紹介した香取課長は今回の異動で雇用均等・児童家庭局というところに行ったとのこと。ここはパート労働・フリーター・ニートに男女雇用機会均等、セクハラといった旧労働系の仕事と少子化対策・保育所・母子家庭・母子保健・不妊治療など児童福祉の仕事が一緒になった局だそうです。加部先生とそのうちひきあわせなければならなくなりそうです。いい出会いになるように思います!

全く脈絡がないのですが11月のある日麻布高校出身の代議士を囲む会が開かれました。鈴木俊一、中川昭一、平沼赳夫他のメンバーの中でただ一人トックリのセーターで現れた橋本元総理がしみじみ「SPに警護されずに奥様と買い物できる幸せ」について話されているのが印象的でした。人間の幸せについて自分に振り返って考えざるをえないしみじみしたお話でした。何となく「医療者のQOL」にも思いをはせてしまいました。みなさんのQOLはいかがですか?

11月18日 とにかく忙しい勉強の秋

平成17年10月22日から23日まで、用賀アーバンクリニック(http://www.plata-net.com)ほか、多くのクリニックの立ち上げや医療コンサルティングで有名なメディヴァの大石佳能子社長(ハーバート経営大学院卒)に誘われて、亀田メディカルセンターの新病棟Kタワーの見学に行ってきました。

すべてにわたって新企画!随所にトップランナーの意地が散りばめられています。一言でいえば「すごい!」

豪華な特別室はもちろん、これぞ「正真証明のマルチメディア端末」テレビ、また食事の選択が2時間前までできます。各食事ごとにチームがあってすぐに調理準備にとりかかります。人件費どうすんの?という質問もぶっ飛ぶようなシステムです!

特筆すべきは、「ナースステーション」はありません。「ケアステーション」−家族も患者様の治療チームに加わるのは、当然というコンセプト!

また最上階に24時間対応の祭壇がしつらえてありました。鴨川の夜景に純白の祭壇が浮かび上がるという素晴らしい工夫がされていました。

亀田メディカルセンターのホームページ(http://www.kameda.or.jp)は要チェックです。

亀田メディカルセンターと亀田クリニックはハードとソフトだけでなく、西野先生など大リーガークラスの素晴らしい教授陣でヒューマンウェアもバッチリです。後は戦略です。

それに関して例えば戦略をパクられたらどうするの?と亀田信介先生にお聞きしたら「どんどんパクって!って感じだよ。患者中心のコンセプトが亀田グループのスタッフ中にいきわたっているのでアイデアは湯水のように湧いて出てくるから問題ない。それがリーダーの一番大事な仕事なんだよね。」とのこと。

ニコニコしながら凄い言葉がでるあたり「信介ぶし」は健在です!

その夜は昔話に花が咲きました。翌日のテニス大会にも忙しいなか顔を出してくれました。さすが信介先生「やさしさも健在」! 研修希望の若いドクターが多いことも頷けます!友人とはいえ脱帽!

次回は東京医大霞ヶ浦病院院長松岡 健先生、尾道医師会長片山壽先生、厚生労働省労健局三浦公嗣老人保険課長にまつわるエトセトラ!愛育病院新生児科医長加部一彦先生、橋本龍太郎元総理のお話などなど、こうご期待!

10月13日 コミュニティケアとリーダーシップ

初めてブログ・デビュウする高瀬です!コミュニティケアに埋もれる毎日です。

今日は、数日前に初めて医師会のソーシャルワーカーから要請を受け診た「便器に落ちて動けなくなった老女と二十数年ひきこもりを続けている中年女性」のご家庭を再度訪問しました。なぜかと言いますと先日、「身体的にはなんとか訪問看護と一緒であれば在宅でみられると判断した老女」と「視力が最近落ちいわゆるメタボリック・シンドロームが未治療のままあり絶対に入院適応だと思いながら本人は拒否している娘」というからみついた毛玉のような家族の図式をどのように解いていくか頭を悩ませ解決の糸口を私の心が渇望していたということと、もっと原初的にはもちろん自分の判断が誤って二人ともどうにもならない状態になっているのではという私の不安を払拭するための確認を行いたかったということです。

幸いお二人はなんとか今までの暮らしを再開されていました。もしや入院が必要になるかもしれないと考えていたところ、近くで精神科、内科を標榜されている病院にたまたま院長である医師が在院されていたので診察後このご家族についてご相談することができました。ひとしきり話しが終わったところ「先生、医師自身が動くと地域のソーシャル・ワーカーがそれにたよりすぎて自分で考え、自分で動くことをしなくなるからコミュニティ・ケアの力が育たなくなるので、そのあたりは充分考えて行動しないとだめですよ!私は3年後に組織と人材が育ってくると考え今から準備しているんです。」と優しくも厳しい助言を受けて普段自分が動くことが使命と考えがちな私にとってはイタイご意見でした。自分の考えの浅さとコミュニティをケアしていくこと深さに対する覚悟がまだまだ足りないと反省しきりでした。

話は変わりますが、私も開業して約1年と数ヶ月になります。自分が「アリのように」地域を這い回ることはけして嫌いでないので大変楽しくもありました。もちろんいろいろな試練がありました。けれど多くの人々のご縁をえて内容はまだまだですが何とかなっています。ともかくこれからいろいろな面でリーダーシップを試される本当の試練の時だと感じています。

私が多くの若い友人たちが海外、特に海外で臨床研修することをお手伝いしたくなるのは、「自分にその力がないこと」のほか、上記のような「日本の医療・介護の現場におけるけしてスマートとは言えないような意思決定の現状とは別の意思決定の方法があるのか」非常に気になることがありました。そこが医療・介護の日常における診断・治療プロセスにおける意思決定の場面で、医師としての自己決定としてのキャリアプラン上でリーダーシップとはどういうものかということはついてまわります。

そこで私にとって日本よりもスマートにみえる北米の医療現場を経験してきた医師たちの意思決定の方法に何か共通点があるのかが大変興味をひくところです。つまりこのリーダーシップというものを「鳥瞰図的に」みたいという欲望が自分の中にあるのだと思います。もちろんこの意思決定・リーダーシップという言葉の意味が洋の東西でまったくといっていいほど違うということは前もって理解してからこの問題をとらえなければならないと思ってはいます。

さて、この思いをもって先日10月2日に開催された2005日米医学医療交流セミナー【米国の医学教育と臨床留学への道】に望みました。結果は北米で臨床研修をのぞまれる医師でなくても大変エキサイティングなものでした。USMLEの具体的な取得の仕方について解説をKaplan Educational Center Japanより頂いた後、独立行政法人国立病院機構の伊藤澄信先生の座長でしょっぱなから東海大学医学研究所・日本学術会議会長の黒川清先生がガツンときました!

「一番大事なのはさー、自分がどういう医者になりたいかなんじゃないの?違う?パッションが大事なんだよね。自分は何を考え何をしたらよいか?これが目的なんだ!留学なんかそのための手段だろ!手段と目的が逆なんだよ!私はこれを言い続けているんだ!」

「アメリカの医療の教育現場はそこに関わるすべての人々がコイツを何とか人の役に立つ医師にしてやろうという態度でけして甘くはないが接してくれる。」「アメリカの教育現場ではどんどん質問できる。『悪い答えはたくさんあるが、悪い質問は一つもない。』ってことだね。恥ずかしがらずどんどん質問しなさい。そしてそこで勉強したがことが自分の体にしみこんでいく感じは何ものにも変えがたいよ!」

「今の日本の医学アカデミズムにかけているのは『スキーム』『大きなビジョン』でしょう?それができてもっと『形成的なプロセスが増えていきそれがオープンにされていくことが重要』でしょ。学位とか専門医よりもむしろ日常の『このことに対する責任は?』『このことをするための財源は?』という質問にマズ、キチンと答えられうることが大事じゃない?その上で『医師それぞれの存在が大事となり、お互いが尊敬できうる医師社会の実現』が日本の医学医療社会の目標だね。」

「そして学んだ知識をどのように使うかがもちろん大切!HIV4000万人の現状、中国では水のほうがガソリンより高い!ということを知り、つまりグローバルにみてどうで日本ではどうかという視点をもつ。ヘルス・ケア・ポリシーという視点をもとう!」最後は「できない理由を考えるのではなくできることを考え早速実行してほしい!あとは http://www.kiyoshikurokawa.com をみろ!」という言葉で締めくくられました。

その迫力で200人の会場は圧倒されました。それ以後も面白いプログラムが目白押しで黒川先生も「おれは急がしいんだ!」と言いつつ最後の懇親会までいてくださいました!ブラボー!!「自分を高め、医療をよくしよう」という勇気が湧きますね!!次回に続く・・・

10月03日 書を捨て地域に出よう!

日本看護協会から出されている『COMMUNITY CARE 11月号』の特集に「在宅ナースは何を考えて何をしていくべきか・・・?−3つのSの視点で理想のケアを」という記事を投稿しました。詳細は是非『COMMUNITY CARE 11月号』をお読みいただきたいと思いますが、その中で2つの書籍を紹介させていただきました。それらはナースの方だけでなく、プライマリ・ケアを目指す若手医師にも是非読んでいただきたい書籍です。

1つ目は丸山真男氏の『日本の思想』(岩波新書)。 「タコツボ型」意識からの脱却を考えて下さい。在宅医療はもちろん、これからの医療に重要なのは「ササラ型」の意識です。(一般医と専門医の住み分けの問題)の根幹に通じると考えます。

2つ目は『ネットワーク組織論』(今井賢一・金子郁容共著、岩波書店)です。20世紀末から21世紀の思潮の主たるものを成すのは「しなやかなネットワーク志向とすがすがしい目的意識」ではないか?ということを日本社会に対して初めて問うた書籍です。

こうした書籍から哲学を学び、医療がなんたるかを理解するなら、書(専門書)を捨て地域に出よう! つまり、「しなやかなネットワーク志向とすがすがしい目的意識」を持ち、その上で専門書はひとまず机の上に置いて仕事をしながら、その中で新しい考え・工夫を創造していってほしいと思います。

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